新築を建てる人必見!住宅に使われる屋根の形10選!おすすめな屋根は?



新築を建てるとき、屋根の形に悩む方も多いのではないでしょうか。


普段さりげなく見ている家の屋根ですが、細かく種類があります。


屋根の種類ごとに用途や利便性は異なるため、適当に選ぶことはできません。


ただ、「そもそも屋根の種類はどんなものがあるの?」ですよね。


そこで本記事では、以下10種類の屋根をまとめました。


①切妻屋根

②半切妻屋根

③片流れ屋根

④寄棟屋根

⑤方形屋根

⑥陸屋根

⑦入母屋屋根

⑧差しかけ屋根

⑨バタフライ形屋根

⑩越屋根


屋根の形に拘ったほうがいい理由


屋根は一見、どれも同じに見えますが、種類によって用途は異なります。


中でも拘りたいのは、「防水性・断熱性・通気性・デザイン性」の4つです。


例えば、デザインに拘ったものの、後から防水性に弱いことを知って後悔するケースも珍しくはありません。


逆も然りで、スペックには優れていても、デザインが地味だということもあります。


後悔しないためにも、屋根の種類についてきちんと把握しておきましょう。


次の段落からは、本格的に屋根の種類を紹介いたします。


どんなものがある?住宅に使われる屋根の種類10選


冒頭でも軽く紹介しましたが、住宅に使われる屋根は主に10種類あります。


それでは1つずつ見てまいりましょう。


①切妻屋根


屋根の中でも、最もメジャーな形として挙げられるのが切妻屋根です。


切妻屋根とは、屋根の頂上部分の棟(屋根の面が交差するところ)から、左右両方均等な斜め形状になっている屋根です。


本を半分に開いて、逆さまにした状態をイメージ頂ければ分かりやすいでしょう。


そんな切妻屋根は、屋根の形状がシンプルなこともあり、設置が簡単です。


おかげで工事費を安く抑えられ、メンテナンス時の費用も安く抑えられます


水が斜めに流れていくことで、水はけが良く防水対策にも優れています。雪が降ったときも同様です。


その代わり、妻側(屋根がかかっていない面)は、紫外線など外気の影響を受けやすく、外壁が劣化しやすいというデメリットがあります。


また、良くも悪くもシンプルな形状なので、デザイン性には欠けるでしょう。





②半切妻屋根(はかま腰屋根、ドイツ屋根)


半切妻屋根とは、切妻屋根の棟部分(主に端っこ)の一部を切り取り、屋根面が設けられている屋根です。


別名「はかま腰屋根」や「ドイツ屋根」とも言います。


半切妻屋根が活躍するのは、建築基準法の高さ道路斜線制限に引っかかったときです。


半切妻屋根は、半切りにして屋根の高さを調整することで、屋内の高さや間取りを変更せずに済ませられます。


また、切妻屋根に比べて、デザイン性にも優れているのもポイントです。


フランスやドイツなど、ヨーロッパ地域にありがちなおしゃれな家にできます。ドイツ屋根と呼ばれているのも、そのためです。


ただ、形状が複雑になることで棟が多くなるため、雨漏りのリスクが高まります。



③片流れ屋根


片流れ屋根は、片方にだけ傾斜がある屋根のことです。


簡単に言うなら、切妻屋根の半分バージョンといったところでしょうか。


斜めの形状から、スタイリッシュなデザインとして人気が高いです。


切妻屋根と同様に、コストを安く抑えられることや防水面性能が高いというメリットがあります。


また、屋根が斜めになっていることで屋内のスペースができやすく、高い位置に窓を設置することも可能です。


これにより、採光性はアップします。


ただし、切妻屋根と同様、妻側は外気の影響を受けやすく、外壁が劣化しやすい傾向にあります。


また、片方に雨が集中し、雨桶から雨水が溢れてしまうトラブルにも見舞われがちです。


加えて、高さを上げられるのはメリットである一方、建築基準法の高さ道路斜線制限を受けやすいというデメリットもあります。


後は屋根を支え合う部分がないため、他の屋根に比べて耐風性が弱いです。



④寄棟屋根


寄棟屋根とは、4方向に傾斜面を設けている屋根です。切妻屋根に続いて人気があります。


屋根を4方向で支えることで耐風性が上がり、台風時でも安心できます。


また、全方向が屋根で囲まれているため、雨や紫外線など外壁への負担を抑えられます。


こうした安定感から、見るだけで落ち着きを感じる人も多いでしょう。


しかし、構造が複雑なため設置費用が高くなったり、屋根裏のスペースが狭くなったりするというデメリットがあります。


また、棟が多くなることで、切妻屋根などに比べて雨漏りのリスクが高まります。


後は屋根の一面が狭いため、ソーラーパネルの設置には不向きです。



⑤方形屋根


方形屋根とは、寄棟屋根と同様に4方向に傾斜面を設けている屋根です。


寄棟屋根との違いは角度ですね。


寄棟屋根は4方向の角度が異なっているのに対し、方形屋根は4方向の屋根全てが同じ角度になっています。


双方の大きな違いは形状くらいで、メリットやデメリットは寄棟屋根とほとんど同じです。


⑥陸屋根


陸屋根とは、平らな形状になった屋根です。


モダンなデザインに仕上がりやすく、落雪対策になることから北海道などの雪が降る地域では採用される傾向にあります。


また、平らな形状なので屋上スペースを有効活用できるのもポイントです。


屋上庭園をやるのに向いているでしょう。


ただ、傾斜がないため、水が溜まって雨漏りが起きやすいデメリットがあります。


そのため、防水メンテナンスを定期的に行わなければなりません。


ソーラーパネルを取り付ける際も、角度を付ける必要があるため、他の屋根に比べて費用が高くなります。


陸屋根とは相性が悪いでしょう。



⑦入母屋屋根


入母屋屋根とは、切妻屋根と寄棟屋根が合体したような構造の屋根です。


正確には、上の部分が切妻屋根で下の部分が寄棟屋根の形になっています。


日本瓦と相性がよく、和風造りの家と相性抜群です。


切妻屋根と寄棟屋根のスペックが合わさっていることもあり、耐風性や断熱性、通気性に優れています。


ただ、構造が複雑となるが故に、工事やメンテナンス代が高くなったり、棟が多くなることに伴う雨漏りのリスクが大きくなったりします。



⑧差しかけ屋根


差しかけ屋根とは、屋根が段違いになっている形状の屋根です。別名「招き屋根」とも言います。


片側の屋根が高い位置にあることが多く、ロフトを作りやすいです。


片側が高い位置、もう片側の屋根が低い位置にあるため、屋根の間の外壁に採光用の窓を設けられます。


これにより、部屋全体が明るくなります。


また、耐風性や断熱性も高く、耐久面に優れているのも魅力です。


ただし、屋根の取り合い部分(屋根と外壁がくっ付く場所)は、切妻屋根などと比べて雨漏りのリスクがあります。


これに伴い、メンテナンスの頻度が高くなることも頭に入れておかなければなりません。



⑨バタフライ形屋根


バタフライ形屋根とは、切妻屋根を逆さまにしたV字型形状の屋根です。


個性的なデザインから、他の家とは違うおしゃれな外観を演出できます。


また、屋根の中央部分をスノーダクト形式(屋根の中央に溝を設ける)にすることで、落雪対策にもなります。


ただし、その分雪や水が溜まってしまうので、排水対策や雪の負荷に耐えられるように対策が必要です。


同時にメンテナンスも必要となるため、費用が高くなります。



⑩越屋根


越屋根とは、切妻屋根の上にもう1つ小さな切妻屋根を乗せた形状の屋根です。


基本的に開口部は高い位置にあるため、断熱性や通気性に優れています。


また、窓の設置場所次第では採光性もアップします。


その代わり、形状が複雑となるため、工事費用が高くなったり棟が多くなることに伴う雨漏りのリスクが上がったりします。



まとめ


本記事では10種類の屋根をまとめましたが、どの屋根に魅力を感じましたか?


一般的に人気のある切妻屋根や寄棟屋根を選ぶのもいいですし、デザイン性の高い陸屋根やバタフライ形屋根を選ぶのもいいでしょう。


ただ、いずれの屋根もメリット・デメリットはあります。


各種類の屋根の用途を見極めた上で、ご自身の住宅にとってベストな屋根を選んでいただければ幸いです。



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